ガラスのパーティションで家じゅうがやわらかな光に包まれる1LDK。青山を満喫する都心のマンションリノベーション
EcoDeco(エコデコ) (設計)
DATA
間取り図
長く住み続けたときにこそ心地よさを感じる提案を
物件探しは日当たりを重視
リノベーションを前提に物件を探していたOさん夫妻。当初は以前暮らしていた文京区の物件を見ていましたが、建物と建物の距離が近いことが気になり、もっと広いエリアで物件を探すことに。日当たりの良さが物件選びの最優先事項だったため、Google Earthの太陽光を表示させる機能を使って日照時間を調べていたほど。そんな時に、南青山のマンションにめぐりあったのだとか。
「内見をしたら、部屋の間口も広くて日も良くあたり眺めも良い。広さは希望よりも少し狭いけど、購入を決めました」と夫。
設計は事例のデザインが好みだったEcoDeco(エコデコ)に依頼。明るくて開放的というテーマのもと、試行錯誤を繰り返しながらプランニングを進めていきました。
オープンな間取りで広さを最大限に活かす
独立型のキッチン+LD+1部屋に分けられた間取りは、同じ1LDKながらも、不要な壁をすべて取り払った開放的な1LDKに変更。寝室とLDKの間仕切りにはガラスのパーティションを採用することで空間に奥行きが生まれました。どちらの部屋もバルコニーに面しているため、掃き出し窓からは燦々と光が差し込み気持ちよく過ごすことができます。
また、廊下をなくしたことでゆとりのあるキッチンが誕生。玄関からダイレクトにつながる大胆なプランですが、二人で料理をしても余裕のあるスペースを確保できました。プランニング中は収納不足を心配していたそうですが、玄関、キッチン、寝室とそれぞれに必要な収納を用意したため、収納家具を買い足す必要はなかったのだとか。
Oさん夫妻の大らかな人柄を感じさせるオープンで明るい雰囲気が住まいを包み込んでいます。
INSTRUMENTS
キッチン:イケア
パーティション:造作
リノベりす編集部コメント
個性的なデザインを取り入れながらも、あくまでもシンプルな佇まい。充実した暮らしがうかがえます。トイレの窓は参考にしたいアイデアですね。