2つのロフトが入れ替わる、新しい可変型リノベーション
SHUKEN Re(シュウケンアールイー) (設計・施工)
DATA
姉妹2人を育てるには少し手狭に感じてきていたEさん夫妻。悩んだ末にだした結論は、住み替えではなく今の住まいを生かすという選択。広くとったリビングに様々な機能を持たせる「可変型オープンスペース」という着想で大きな前進となりました。
造作家具も自社製作だからよくばりなリノベーションが実現
共働きの子育て世代が考えた今と未来のゾーニング
結婚後、お互いの会社へアクセスのよい都心の新築マンションを購入したEさん夫妻。姉妹が成長していく過程で、もう少し広い一戸建てへの住み替えを考え始めました。しかし、家は広くなるが会社までは遠くなる状況は子どもにもよくないということで、今のマンションを使いやすくリノベーションすることを決意。築11年のまだ傷みの少ない住まいでしたが、今まで暮らしてきた間取りの欠点を踏まえて、限られたスペースを効率よく使えるようゾーニングを熟考。その結果、Eさんの住まいに対する情熱とアイデアが見事に実現したリノベーションとなりました。
子どもが大きくなったらロフトの機能を交換するという発想
広くとったリビングとクローゼットスペースにはそれぞれロフトを設置。リビングのロフトは、まだ小さい姉妹がワクワクする遊び場としてお気に入りの場所。下段は夫の書斎に。そして玄関から入って左側の現状クローゼットスペースは、姉妹が大きくなって個々に部屋が必要になった時には、新たに壁を立て個室にもできるように。ロフト上部はベッドとして使い、下段は勉強机を置くこともできます。その時にはリビングのロフトスペースを収納として利用するという、しなやかな発想です。数年単位で変化する子ども部屋のありかたに対応できる可変性のある住まいが完成しました。
プロデュース会社:howzlife(ハウズライフ)の事例情報は、母体会社SHUKEN Re(シュウケンアールイー)へ統合いたしました。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
10年過ごして分かった使いにくいところを改善したリノベ。ロフトの機能を入れ替える発想は目からウロコですよね。実は猫ちゃんが2匹いるのですが、お部屋を自由に行き来できるよう猫の動線も造ったそうです。4人と2匹の家族がリラックスして過ごせるよう、水平と垂直方向に空間を活用しています。