日本とアメリカ、双方の良さを調和させた住まい。戸建てからマンションへ住み替えリノベーション
インテリックス空間設計 (設計・施工)
アメリカ人の夫の希望で、天井が高く広々としたリビングに。海外のリノベーション事例を見るのが好きな妻とは好みがぴったりで、インテリアには自然素材や和のテイストも取り入れています。
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
母から受け継いだ和のアイテムと自然素材をミックス
家族3人で、戸建て住宅に暮らしていたIさんファミリー。これから年齢を重ねていくことを考えて、階段のないマンション住まいに切り替えることにしました。
アメリカ人の夫は、リビングの天井が高い物件を希望。南側に大きな窓があるワイドスパンの中古マンションに出会い、購入してフルリノベーションを行いました。
また、古道具屋を巡ることも多いという夫妻。インテリアには自然素材や和のテイストを取り入れ、妻の母から受け継いだ家具や食器も馴染む空間に。床には濃い茶褐色と美しい木目が特徴のウォールナットを敷き詰めています。
壁のキャットステップは、母から受け継いだシェルフをばらしたもの。天井近くの棚板にはグリーンを置く予定でしたが、愛猫のキャットウォークになっているのだそう。
収納たっぷりのアイランドキッチン＆パントリー
リビングダイニングを見渡せる場所に配したのは、大きなアイランドキッチン。2人並んでの作業がしやすく、奥のパントリーと合わせるとキッチンで必要なものが十分に収まっています。
LDKの隣には娘の部屋を配置。外窓がないため、リビング側と寝室側に室内窓を取り付け、光と風が通り抜けるようにしました。
バスタブを使わない生活なので浴室を撤去し、身長の高い夫が動きやすい大きいサイズのシャワールームに変更。洗面脱衣室には、寒がりな夫のためのタオルウォーマー、洗顔の時に水を飛ばしがちな娘のための大きな洗面ボウルを設置し、家族みんなが快適に使えるようにしています。
「アメリカの家を見ていると必ずと言っていいほどパントリーがあって、ずっと憧れていました。スペースがたっぷりあるので、インテリアに合わない物も収納しています」と妻。
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キッチン奥のパントリーは、オープン収納。家電やストック食材を出し入れしやすく。
グレーと白で、キッチン全体をコーディネート。
リビングの壁一面には、間接照明を組み込みました。
キッチン横にはミニマルなワークスペースも。
好きなアートを柔らかい光が包む、廊下ギャラリー。
アメリカのリノベーションを参考に、ベッドサイドに棚を設置。
寝室とつながる、広々としたウォークインクローゼット。
玄関のニッチを飾り棚に。住む人のセンスを感じさせる空間です。
玄関土間には、オープンなL型収納を造りつけました。
洗面室はサブウェイタイルと水栓のマットブラックがポイント。掃除もしやすいシャワー付き水栓です。
壁の色を変えたり絵を飾ったりしてトイレもアートな空間に。
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リノベりす編集部コメント
和と洋のテイストが調和する、味わい深いインテリアですね。木の風合いや間接照明などを使った落ち着いた雰囲気が魅力です。大きなキッチンとパントリーの収納力で、家事も楽しくこなせそうですね。