こだわりのキッチンを中心に回遊動線を描く。100平米のマンションリノベーション
インテリックス空間設計 (設計・施工)
パントリーからも玄関へとつながっている回遊性のある間取り。アイランド型のオーダーキッチンで、左右どちらからも出入りできます。
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
"和室だけ"のつもりで始めたリノベーションが本格的に
6年ほど前に購入したマンションに住んでいたMさん。広さを気に入って購入したマンションでしたが、ファミリー向けの間取りはひとり暮らしのMさんには使い勝手が悪いのが悩みでした。とりわけ、ほとんど使っていない和室をどうにかしたいと考えたのがリノベーションのきっかけに。リノベーションをするにあたり、工務店やリフォーム業者、リノベーション会社の計4社に相談。その中でもインテリックス空間設計が出したプランの雰囲気やデザイン、予算感が気に入り、依頼することに決めました。
最初は和室の壁を取り払い広いLDKを確保するだけのはずが、水まわりの狭さなど、日々不満に思うところも何とかしたいと相談するうちに、最終的にフルリノベーションをすることになったのだそう。
和室を取り込み間仕切りのない広いLDKに。窓が多いので気持ちよくキッチンに立つことができます。
キッチンを中心に据えた愛猫も自由に回遊できる間取り
100平米超えの広い空間を1LDKにするという、空間を贅沢に使ったリノベーションを計画。和室を取り込み広くなったリビングダイニングの中心には、デザイン性のあるオーダーキッチンを設置してキッチンが主役の空間に。オーダーメイドにしたことで、もともと持っていたゴミ箱がピッタリ入り、海外製の食洗器も採用することができました。
キッチン横の大容量パントリーからは、洗濯室、ウォークスルークローゼット、寝室へと一直線でつながっており、寝室は出入口を2カ所設けているので、キッチンを中心にぐるりと回遊できるつくりになっています。寝室と玄関の間の壁には、愛猫のための専用ペットドアを新たに設置。愛猫も部屋を自由に行き来できるようになりました。
キッチンの隣にあるパントリーは、扉を開ければ寝室まで一直線でつながっています。提案をされて採用したパントリーだそうですが、ここに物を置いておけるのでキッチン周りがスッキリしています。
愛猫用に寝室と玄関の間の壁に設置したペットドア。扉をずっと開けておかなくても愛猫が自由に家中を動き回れるようになっています。
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視界も抜けて開放感が格段にあがったLDK。白と茶色でまとめられたインテリアの中で鮮やかなブルーのソファがポイントに。
キッチンは建築士の提案でコンロ側に壁を設置。背面と同じ濃いブルーのタイルで存在感を出しました。
海外のキッチン事例画像を参考にしたというオーダーキッチン。もとから持っていたゴミ箱がきちんと収まるように設計されているところや、海外製の食洗器もお気に入り。
部屋の主役であるキッチンはフルオープンでスッキリと。このキッチンのデザインをベースにその他の内装も決めていきました。
洗面台の下部は猫のトイレを置くために棚を作らないシンプルなものに。壁面に貼った遊び心のあるタイルがMさんのお気に入りだそう。
ニッチの部分のみにアクセントクロスを張っています。建築士から提案されたという長さの違うランプとニッチのクロスがトイレのアクセントに。
広くなった玄関の収納はフロートタイプのものを採用し、その下に寝室につながるペットドアを設けました。
MATERIAL
壁：タイル壁（キッチン、洗面室）、アクセントクロス（トイレ）
INSTRUMENTS
キッチン：オーダーメイド
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リノベりす編集部コメント
広い空間を贅沢に使ったリノベーションです。部分的にアクセントウォールを取り入れることでメリハリのある空間になっていますね 。回遊性のある間取りで、愛猫も飼い主も生活しやすい部屋に生まれ変わりました。