リノベ成功のカギは人と愛犬の動線を区別した計画。カフェのような心地よさもプラスして
インテリックス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
愛犬と気持ちよく過ごせる、自分たちらしい家に
Yさん夫妻が長らく暮らす都内のマンションは、採光に優れたワイドスパンで、家具の配置もしやすいほぼ正方形の空間。数年前まだ愛犬が小さかった頃にクロスをかじって壁がボロボロになっていたこともあり、愛犬と快適な生活が送れ、なおかつ夫妻のライフスタイルに合った家しようと、リノベーションに踏み切ることにしました。
数社に相談して最終的に選んだのは、インテリックス空間設計。要望を聞くだけでなく、具体的な質問が重ねられることで、「私たちならではの生活を大切に考え、不満を残さない家づくりをしてくれると感じた」ことが決め手となりました。機能性のある素材と工夫いっぱいの動線
間取りは、愛犬の入れる場所と入れない場所を明確に分けることでお互いに快適に過ごし、愛犬ゾーンの安全と清潔を徹底できるように計画。キッチンスペースは愛犬が入らないよう、高さのあるカウンターと扉を間仕切りに。カウンターは奥行きを広くとり、ダイニングテーブルとして使えるようにしました。リビングと寝室の壁には床から1m程の高さまでキッチンパネルを張って、愛犬がかじるのを防止。お手入れも簡単です。
玄関からの動線は人間と犬で分け、愛犬とともにリビングに入る動線、買い物帰り愛犬と会わずに冷蔵庫へ行ける動線、そして外出時にウォークスルークローゼットで支度をしてそのまま出られる動線の3通りを用意。リビングと寝室以外は犬が入れない間取りにしました。クローゼットの隣りに設置したワークスペースも愛犬が入れないので集中できる空間のひとつ。「キッチンのカウンターで犬がくつろぐ様子を眺めながら仕事をしちゃう時もあります」と、状況によって使い分けています。
MATERIAL
床:フロアタイル
壁:キッチンパネル(腰壁/LD、寝室)、タイル(LD、キッチン、玄関)
リノベりす編集部コメント
愛犬との暮らしを一番に考えたリノベーションですね。入れないキッチンや滑らない床など安全性が考慮されているので、人も犬ものびのびと過ごせそうです。機能的でありながら居心地のよいカフェのようなインテリアも印象的でした。