テーマは、風と光と回廊。 あこがれを図面にしてリクエスト
インテリックス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
会社を定年退職して、車がなくても生活できる便利なところで暮らそうかなって。最初は郊外の新築マンションを探してたんですがやはり価格が高くて...。
それから中古マンションに切り替えて探し始めました。予算は物件購入＋リノベで3000万円くらいかなと。ここはネットで見つけて、実際に見にきたら駅が近いし、ビル街の割にマンションの周りは静かだし、買い物は便利だし。それに目の前を川が流れているのもよかったです。川や海のある場所がとても好きなので「こんなところに住みたいね」って、決めました。
狭いスペースに回廊を造ったりして「全体が狭くなるかな」って予想していたんですが、思ったより広かったのでびっくり。「回廊幅もキッチンスペースも最低75cmにしてね」ってお願いしたんですけど、実際はもっと広くしてくれたんです。圧迫感のあった洗面所の梁型もできるだけ上げてもらって。広くするためのアドバイスをたくさんいただけたのは良かったと思っています。マンションの場合は1㎝でも広くなるだけでずいぶん印象が違うんですよ。
室内のゾーニングと回廊による技アリ！の開放空間
「風通しのよさ」「たっぷりの光」「回遊できること」。うちの中をうろうろ歩くので、回廊が欲しかった。それで玄関から45度の角度でリビングへ続く回廊をつくって、それに合わせて他のスペースをつくったため、ユニットバスは入らなかったので、シャワーブースにしました。
間仕切りは日本間の“欄間”をイメージしたものなんです。上が素通しになっていて、間仕切りだけにしたことで開放感がありますよね。思い切って窓側の部屋をワンルームにして、間仕切り壁を入れたのも良かったなと思っています
★リノベりすコメント★大胆な間取りの変更は、間取り図からも一目瞭然。一昔前の、「玄関口からキッチン、奥にリビングと和室」の間取りを見事に生まれ変わらせています。住む人が動き、生活する動線のイメージが伝わってきそうな事例ですね。
【設計・施工 インテリックス空間設計】「きもちまで測るリノベーション」でお客様一人ひとりの「理想の住まいを」実現します。この会社のプロフィールページを見る
LDとベッドスペースは、もとの壁を取り払い広々としたひと空間にしました。あえて設置した間仕切りの壁は、“欄間”をヒントに作られています。もともと和室の畳だった場所は、ダイニングスペースとなっています。
ベッドスペースの奥の窓際には、ちょっとしたデスクスペースに。自然光をしっかりと取り込め作業場としては格好の場所に。
Ⅱ型のキッチンは、もとは浴室だったところへ、リビングとスムーズにつながるオープンなキッチンとなりました。
白いタイル壁を使用したキッチン。頻繁に使用するものは楽に手の届くところへ、飾り棚とステッカーでカフェ風の仕上がりに。
間仕切りの反対側は、ベッドスペースに。横になった目線の先には壁を素通しにすることにより圧迫感を軽減させています。
レトロな印象が素敵なベッド回り。白を基調とした空間に、ぐんと深みのある家具の味わいが引き立ちます。
玄関を入って右手ドアからは洗面台とバスルームへと回遊でき、ゆとりある動線が確保されています。
玄関入口から45度に回廊する廊下。明るい玄関口を残すため、窓枠の一部をあえて残しています。
大胆に配置を変えたバスルームは、スペースの都合上ユニットバスは設置せずシャワーブースとなりました。
玄関から自然に洗面台へとつながる動線は、衛生的にも生活を改善してくれます。
角度と少しの配置変えにより、窓を取り込み明るく改善された洗面台。壁にはタイルを使用し、洗面台は室内と統一した深いブラウンに。
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