風や光と暮らすフラットな家。子育てもしやすいマンションリノベーション
インテリックス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
ロボット掃除機に適した段差のない住まいに
マイホームは自分好みに仕立てたいと雑誌やネットを見ていたFさん夫妻。当時は2人暮らしで、いつも一緒にいられる風通しのよい家を思い描いていたのだそう。新居のリノベーションが具体的になり、夫妻が最初に考えたのは広いリビングと寝室の1LDK。しかし広すぎて使いにくいかも…と思い直し、リビングの一角にフリースペースを設けた2LDKのプランを採用しました。
和室やキッチンの壁を撤去したLDKは、部屋の隅から隅まで見渡せるオープンな空間。夫妻の希望でキッチンの向きを90度変更しましたが、配管の制約があり床を上げることに。以前よりロボット掃除機を愛用していたことから、家全体をその床の高さに合わせてフルフラットにし、回遊動線も取り入れました。もとの天井が高かったことや白い内装の効果で、床を上げても開放的な雰囲気はそのままです。
室内窓とオリジナル収納で、安心感に包まれる
使い方を決めていなかったフリースペースは、現在は子ども部屋として活用。アイアンの室内窓を設けたことで、おもちゃで遊ぶ子どもの様子が見守りやすく、自然光の入る明るい空間になっています。フリースペースの先には、寝室とつながるウォークスルークローゼットを配置。ボックスのサイズに合わせた設計で、天井いっぱいまで収納できるようにしました。またリビングと寝室の外窓を開ければ風の流れが生まれるため、湿気のこもらない家づくりにも一役買っています。
リビングのテレビボードやダイニングのオープン棚などの収納は、すべて造りつけに。置き家具が少なく部屋がすっきりすることに加え、地震による落下や転倒の心配も軽減しています。
リノベりす編集部コメント
リビングからフリースペース、クローゼット、寝室までつながり、風が気持ちよく抜けるようになっていますね。大きな室内窓を設けているので、どこに居ても明るく開放感があると思います。フリースペースは子ども部屋として、どんどん進化していきそうですね。