構造上の制約もプラスに変えてたどり着いた理想の住まい。「白い箱」をアートやグリーンで彩るマンションリノベ
SHUKEN Re(シュウケンアールイー) (設計・施工)
DATA
間取り図
SHUKEN Re(シュウケンアールイー) 担当プランナー
壁式RC構造特有の制約がある物件でしたが、そのおかげでリビングと繋がったサンルームや厨房感あふれるキッチンなどの魅力あふれる住空間を提案することができました。
お引き渡し後にメンテナンスなどで訪問させていただきますが、そのたびに変化のある「白い箱」に伺うのが毎回の楽しみになっています。
造作家具も自社製作だからよくばりなリノベーションが実現
紆余曲折を経て、理想的なリノベ会社と出会う
Hさん夫妻が購入したのは、日当たりのいい1階の物件。希望の条件をリスト化し、妥協のない物件探しで見つけたマンションでした。本来はリノベ済みの物件として販売される予定だった物件でしたが、ダメ元で交渉してみたところ工事前の状態で購入ができることに。その分価格は下がったものの、不動産会社の関連会社とリノベーションを進めることになり、まずは紹介されたリノベ会社と打ち合わせをスタートしました。
しかし、なかなかHさん夫妻の希望が伝わらず、予算もオーバー。不安を抱えていたHさん夫妻の様子を見かねた物件購入の担当者が「このままではHさんの希望の住まいができない!」と自由にリノベ会社を選べるように対応してくれたのだとか。
自由にリノベ会社を選べるようになったことで一気にリノベーションに対するモチベーションが加速。デザインが好みだった4社の中から「建築のプロ集団である秀建グループの会社ということで信頼ができましたし、アフターフォローもしっかりしていそうなところにもひかれました」とSHUKEN Re(シュウケンアールイー)に設計・施工を依頼することに。
「シンプルな白い箱」をテーマに
「シンプルで飽きのこない空間を作り、暮らしていく中でアートや旅行のおみやげといった、自分たちの好きなものを飾って育てていきたい」という思いから、シンプルな白い箱をテーマにプランニングを進めていったHさん夫妻。白を基調にコーディネートされた住まいはインテリアが引き立つギャラリーのような佇まいになりました。
シンプルだからこそ素材感にこだわりたいと、リビングダイニングの床はパーケットフローリングを選択。ヘリンボーン張りなどさまざまな床をチェックしていく中で「ずっと飽きずに好きでいられる気がした」ことが決め手になったといいます。床の仕上げに使うオスモカラー(自然塗料)のショールームまで出向き、カラーバリエーションや塗りの回数による変化を確認させてもらうほどのこだわりぶり。その甲斐もあり、白い壁天井とも相性よく空間を華やかに彩っています。
MATERIAL
床:無垢フローリング パーケット(LD、サンルーム)、フロアタイル(キッチン、納戸、トイレ、洗面所)、カーペット(寝室、WIC)、モルタル金鏝て仕上げ(玄関、土間収納、廊下)
壁:一部タイル(洗面、キッチン)、一部有孔ボード(サンルーム、土間収納、寝室)、羽目板張り(サンルーム)、クロス(他)
洗面台:メラミン化粧材
INSTRUMENTS
キッチン:TOTO/ミッテ レンジフード:toolbox
ユニットバス:TOTO/ WTシリーズ
トイレ:TOTO/ZR
洗面台:造作
洗面ボウル:サンワカンパニー
リノベりす編集部コメント
「白い箱」をテーマにしつつも羽目板仕上げの壁やヘッドボードを造作したベッドなど木を上手に取り入れることで淡泊になりすぎずくつろぎ感の高い住まいになっていると思います。サンルームがとても気持ちよさそうですね。