築47年の中古をフルリノベ。柔らかインダストリアルが新感覚な住まい。
インテリックス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
きっかけ
せっかく家を買うなら、猫も暮らしやすく自分好みの家にしたい
将来を見据え、そろそろ家を買おうかなと考え始めたKさん。はじめに新築やリノベーション済の物件も検討していましたが、内装が好みではない上に、愛猫のための仕様をプラスすると予算がオーバーしてしまうため、「それならイチから自分で好きなようにリノベーションをしよう」と中古マンションを探し始めます。
インテリックス空間設計にリノベーションを依頼したのは、他社に比べて金額が具体的でわかりやすかったことと、好みの事例が多かったことが決め手でした。リノベーション雑誌を見て、好きな事例に付箋を貼っていたKさん、気が付くとインテリックス空間設計が手掛けた事例が多かったのだとか。
こだわり
イメージを建築士と共有
リノベーションをするにあたって、Kさんは好みのインテリア画像や持っている家具などをインテリックス空間設計の建築士にメールし雰囲気を伝えたそう。祖母から受け継いだ茶箱や、一目惚れしたというヴィンテージのドアなど、国は違っても古いテイストのものが好きなKさんは、それらの魅力が引き立つように天井を躯体現し、キッチンはモールテックスとシャープな印象の素材を希望。イメージ通り、シンプルながら少しインダストリアルな雰囲気も感じる内装の仕上がりとなっています。
「プランが始まってからも、これから買う予定のものも画像を送ってもらい、イメージを共有していました」と振り返る建築士のエピソードからも、Kさんがこれから先の住まいづくりを楽しめるよう、プラン提案が行き届いていたことがうかがえます。
打ち合わせ
気分転換も大切に
インテリアが大好きでDIYも楽しむというKさん。こだわりがあるだけに、期限内に決めなくてはいけない細かなことの多さに心が折れそうになったことも。そんな時は、インテリアショップを巡ったり、美術館に出かけて気分転換。少しでもリノベーションを忘れて過ごすことで、また新鮮な気持ちで向き合えるようになったといいます。
また、インテリックス空間設計のスタッフに「自由なリノベーションの機会ですから、楽しみましょう」と声を掛けてもらったことにも励まされたそう。
住んでみてどう?
こだわりの室内窓でゆるやかにゾーニング
「できるだけ広く使いたい」というKさんの要望から、LDKと寝室、インナーテラスには扉をつけず、室内窓を設置した壁を回遊するスタイルに。ひとつながりの空間になったことで、Kさんが出かけている間も愛猫が気ままに家中を駆け回れます。
ニュアンスのあるグレーで塗装した室内窓は、Kさんが最もこだわったポイントのひとつ。半仕切りとした壁の幅いっぱいにとった室内窓は、窓のないキッチンやダイニングスペースにまで光を届けます。窓枠の色についても、試し塗りした木片をいくつも比べ決定。その甲斐もあり、昼と夜で印象の変わる絶妙な色に仕上がっています。
MATERIAL
キッチン:モールテックス
床:タイル(インナーテラス)