大黒柱に家族の思い出を刻むマンションリノベーション
インテリックス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
大きなダイニングテーブルが置ける、ひろびろLDKに
愛着のある街で、住み替えを検討し始めたIさん。自分好みに仕立てたいと、リノベーションを前提に物件を探し、2年ほど経過していました。そんな時、雑誌でインテリックス空間設計を見つけ、「なんとなくいいな」と思い、さっそく訪問。強引さのないスタッフの印象が良く、気軽に話せる雰囲気にもひかれ、依頼することにしました。
Iさんの第一条件は、大きなテーブルが置けるリビングダイニング。そこで南側の間仕切り壁をなくし、リビングダイニングを広くとり、さらに空間がつながるよう、オープンキッチンを選びました。そのプランは、建築士であるIさんが、要望として書いたものから、ほぼ変更はなかったのだそう。リノベーションについては専門外だったので、プロからのプラスαの提案に感心することも多かったといいます。
背比べの柱からはじまった、木の温もりあふれる空間
広々としたリビングのコーナーには、将来的に個室として使えるよう、引き戸を配置。その角に、凛とした雰囲気の「大黒柱」が佇んでいます。これは納まりのためではなく、子どもたちの身長を刻む柱。Iさんがこのアイデアを話したところ、現場監督みずから、節がなく美しい木を探してくれました。今年はすでに印をつけ、毎年ひとつずつ増えていくのを楽しみにしているのだそう。
また床の無垢材でも、木の美しさを満喫。お気に入りのダイニングテーブルや引き戸にも、木をとり入れ、心地よく温かみのある空間になっています。ベランダも雰囲気を合わせるため、ウッドデッキを望んでいましたが、予算が合わず断念。「だけどおかげで、DIYの楽しみが広がりました」と、Iさんは笑顔で語っています。
MATERIAL
床:無垢フローリング
INSTRUMENTS
キッチン:モルタル仕上げ
リノベりす編集部コメント
コンクリートやモルタルの荒々しいカッコよさと、木の温かみが、お互いを引き立てていると思います。絶妙なバランスが心地よさそうですね。太陽光を生かし、断熱材や二重サッシなど、性能もよくしているので、気持ちのよい住まいになっています。