自らのアイデアと直感を信じて。他の誰でもない「私」の生活スタイルに合わせたリノベーション
インテリックス空間設計 (設計・施工)
以前はキッチン・リビングダイニング・和室の3室に分かれていたスペースを、広々としたLDKに。オープンな空間ですが、キッチンはグリーン、リビングはブルーの色でゆるやかに空間分けされています。
DATA
間取り図
このマンションリノベーションで施主Kさんが大切にしたのは、直感と、自分らしい生活を送れること。大容量のオープン棚に厳選されたアイテムを収納し、いつでも好きな物に手が届く暮らしの始まりです。
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
建築士とタッグを組んで、施主のアイデアもふんだんに取り入れたリノベーション
20年近く前に購入し賃貸に出していたマンションに自らが住むことになり、初めてリノベーションを決意したKさん。数社のリノベーション業者を比較検討し、「型通りのプランではなく、自分のアイデアを柔軟に取り入れてくれる」という理由からインテリックス空間設計に設計・施工を依頼することに。
リノベーションをするにあたって、Kさんは建築士に、生活スタイルや趣味のことなどたくさんの話をしました。その後提案されたプランやアイデアは、どれもKさんの希望を超えるものだったと言います。例えば、近くに大きな自動車道があるため騒音を気にしてKさんが二重サッシを希望したところ、建築士に勧められたのがペアガラス。実際に導入してみると「驚くほど静か」で、毎日快適に過ごせているそうです。
壁のアクセントカラーに合わせて、ソファやカーテン、テーブルクロスをブルーでまとめたLDK。
アクセントカラーは直感で。大容量の棚収納が暮らしやすさのポイントに
すでに転居の日取りが決まっていたため、全体をスピーディに決めていく必要がありました。リビングのアクセントカラーをブルーグレーにしたのは「直感でキレイだと思ったから」。棚や洗面所タイルの色も、何パターンか見せてもらいパッと選んだもの。感覚的に選んでも全体にまとまりがあるのは、一人暮らしだからこそ。
スピーディに進めるなかにも、Kさんがこだわったのが収納。LDKには大きな造り付けの収納をもうけましたが、扉が付いているのはキッチン収納だけで、あとはほとんどオープンタイプ。「扉の中にしまうと、物を入れっぱなしになりがち。棚ならどこに置いても目が届くし、すぐ取り出せます」とKさん。手にしたい物がさっと取り出せる、使い勝手のよい住まいができあがりました。
システムキッチンの色に合わせて、キッチンタイルの色はグレイッシュなグリーンに。
リビングからキッチンまでオープンなつくり。キッチンの手元だけを隠すことで生活感が出にくくなります。
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もっとも手に取りやすいリビングソファ横のオープン棚には、趣味のカメラや美術館の図録を収納。
リビングに配された観葉植物が目と心をうるおします。テレビの近くにグリーンを置けば無機質感が低減。
日用品も厳選すればディスプレイのように。無造作に重ねられた鍋や、ぶら下がるワイングラスが絵になります。
サニタリーからウォークインクローゼットを通って寝室へつながるつくり。朝も夜も動線がスムーズに。
あまり悩まず直感で選んだというサニタリーのタイル。ポップな色合いが気分を明るくしてくれます。
明るい陽光が差し込む寝室。ウォークインクローゼットを併設したので寝室に物があふれず、すっきりした空間に。
玄関を入ってまず目に入るリビングドア。リビングのアクセントカラーと合わせた落ち着いたブルーが印象に残ります。
MATERIAL
壁：タイル（キッチン一部・洗面台）
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リノベりす編集部コメント
タイトなスケジュールの中で進行したとは思えない、完成度の高いインテリアですね。どこに何があれば自分が暮らしやすいのか、ということを施主自身がしっかり把握しているのでしょう。大きな観葉植物が良く似合う、あたたかみのある住まいです。