悩みを解消。理想を実現。建て替えも考えた住まいを「ずっと暮らしたい家」にリノベ
スタイル工房 (設計・施工)
個室が3部屋あった2階全体をワンルームのLDKに一新。キッチン奥のデッキに面した窓は断熱サッシを採用し、開口部を最大限に広げて戸外との一体感を高めた。既存のトップライトも有効に活用して明るいLDKに。
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
寒さや結露、細切れの間取りなどに悩みながら8年経過…
リフォーム済みの中古住宅を購入したYさん夫妻。LDKは日当たりのよくない1階にあり、寒さや結露が気になりながらもそのまま8年ほど暮らしていたとか。条件のいい2階には個室が3部屋あったものの寝室以外は納戸のような状態で、広さや部屋数をうまく使い切れていないことも悩みのタネだったという。
その後、屋根材が傷んだことがきっかけで住まい全体の改修を検討。相談した数社からは魅力的なプランの提案がなく、改修はあきらめて建て替えも考えるように。ところがその後に出会ったスタイル工房で的確なアドバイスをもらったことから、当初の予定通りリノベーションに取り組むことになった。
LDKを2階に移動したことで、天井高のある大空間が実現。ワンフロアのLDKは広々として、掃除がしやすいのもお気に入り。床をオーク三層フローリングにしたLDに対して、キッチンはフロアタイルに。
心地よい居場所がたくさんある、ずっと暮らしたい住まいが完成
プランニングにあたり意識したのは、「現在困っていること」を解消すること。そして、「こんな暮らしがしたい」を叶えること。活用できていなかった3つの個室がある2階はワンフロアのLDKに変更し、いちばん長い時間を過ごす空間を明るく広々とした快適空間に。キッチン横のバルコニーは部屋の一部を削って拡張し、気軽に屋外で食事やお茶を楽しめるオープンエアデッキに生まれ変わった。
寒さや結露に悩んでいた1階には断熱工事をしっかり施し、趣味を楽しめる広い玄関土間やWIC、テレワーク用のスペースなど、本当に必要なスペースをバランスよく配置。「ひどかった結露が改善され、2階のLDKも快適そのもの。ずっと暮らしていたいと思える家になりました」
梁や柱をあらわしにした木の質感あふれるLDK。窓は断熱サッシとインナーサッシを使い分けて、予算を調整しながら快適空間に。
天井と床下に断熱材を充填し、既存のものと合わせて家じゅうをくるむように断熱。ソファ側の壁にはグレーのアクセントクロスを。
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シンク前に軽食や作業に重宝するカウンターをつけたキッチン。背面側には調理家電を置いておける収納棚を造作した。
キッチンはTOTOの「クラッソ」。デッキに面した大きな窓から光がたっぷり入る。
キッチンを囲むように設けた腰壁は、モルタルのように見えるVALペイント仕上げ。
眺望のよい南側に設けたデッキ。キッチンが近く、気軽に外ごはんが楽しめる。
キッチンの背面側には深さのあるパントリーも設けて収納量アップ！
玄関を入ると、自転車のメンテナンスができる広い土間が登場。靴やアウトドア用品などもたっぷりしまっておける。
1階の、以前はLDだったスペースを寝室に。左手にはワークスペースとWICも。アクセントクロスも採用しながらシンプルに仕上げた。
個室の数を減らしたことで、ゆったりとした広さを確保できた1階の洗面室。室内干しスペースや愛猫のトイレコーナーも完備！
手前の洗面室から奥の寝室に抜けられる、ウォークスルー型のWIC。室内干しスペースが隣接しているので、洗濯物の片づけもラク。
タモ材の踏み板が白い空間に映える階段室。上がり口の位置を少し移動して、階段下のスペースをトイレとして有効活用。
MATERIAL
床：オーク三層フローリング
INSTRUMENTS
キッチン、浴室、トイレ：TOTO
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