築49年の中古住宅が新築同等の性能に!しかも、おしゃれに大変身
スタイル工房 (設計・施工)


DATA
不要な柱は取り除きつつ、必要な梁や柱を新たに取り入れて補強したK邸。2階につくったオープンなLDKは、階段との仕切り壁に木製の格子窓を取り付けて、リビングのアクセントにした。
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
建物の性能向上を図ることで、暮らしがより快適に
「古い木造住宅のよさを生かして、自分たちらしい家で暮らしたい」と思っていたKさん一家は、中古住宅の購入からリノベーションまで対応してくれるスタイル工房にすべてを依頼した。物件選びについては「子どもの通学圏内にある戸建住宅を」とリクエストをしていたところ、依頼からほどなくして希望にかなった築49年の物件を紹介してもらい、購入を決断。リノベーションに向けたプランが本格的に始まった。 最初にスタイル工房から提案されたのが、住宅金融支援機構の「フラット35(リフォーム一体型)」を活用し、その基準に合わせて建物の基礎・耐震・断熱などの性能向上を図ることだったそう。これにより築49年の物件が、新築と同等の性能を確保した建物に進化。さらに、内装には漆喰の壁や無垢のフローリングなどの自然素材を取り入れ、安心・安全面に配慮した住まいへと生まれ変わった。
小屋梁をデザインに生かし、暮らしやすさを考えた間取りに
住宅密集地に建つことから、1階にあったLDKは2階に。さらに、隣家のない位置に窓を新設し、十分な日差しや風が取り込めるようにプランニングした。「新しく取り付けてもらった窓からは、春になると、近くの桜並木が眺められるんですよ」と、美しい借景に夫妻は満足そうだ。また、もともと小屋裏に高さのある建物だったので、LDKの天井材を取り外してのびやかな勾配天井に。さらに、古い木造の良さを生かそうと、小屋梁を露出させたデザインを採用。開放感と構造美が融合した味わい深い空間に仕上げた。 一方、1階の二間続きの和室は、無垢のフローリングを張った大きな寝室に。床の間付きの和室は、趣味や仕事で使うアトリエに一新した。また、浴室は家族でゆったり入れる大きなシステムバスに変更し、オリジナルデザインの洗面化粧台を造作するなど、ライフスタイルに合った住まいへと大変身させた。
そのほかの画像
MATERIAL
床:オーク無垢材(1階)、オーク3層無垢フローリング+床暖房(2階)、モルタル金ゴテ(玄関)
壁:漆喰(一部塗装)
キッチンカウンター:モールテックス塗り
洗面カウンター:造作
造作棚:アルダー材
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