築40年の思い入れのある家で、毎日がワクワクの連続に!
スタイル工房 (設計・施工)
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
フルリノベーションで、暗かったLDKが明るく開放的に
築40年ながら、水回りの設備はリフォームされていた祖父母の家を譲り受けたKさん家族。住み始めて3年ほど経ったころに東日本大震災が発生した。「地震をきっかけに、今度何かあったらうちは大丈夫かな?」という思いとともに、家が住宅密集地にあり、「1階にLDK、2階に個室という間取りだったため、LDKに光が入らず、暗くて寒かったのも気になって」と、リノベーションすることに。依頼先を探したところスタイル工房のホームページに目がとまり、「事例がナチュラルだけどシンプルでイメージ通り」と感じ、依頼を決めたという。
完成したKさんの住まいは、1階と2階の間取りを逆転。1階にあったLDKを2階に移動させて、さらに各部屋の間仕切り壁を取り除いてオープンに。隣家に接する側の壁にはハイサイドライトを設け、建物の四方から爽やかな光と風を呼び込む開放的なLDKを実現させた。しかも、南側には広いサンデッキを新設し、第二のリビングとして使えるプラスαの空間も加えた。
家族がワクワクする仕掛けがいっぱい!耐震性の安心感もUP
Kさんの希望がかなった明るいLDKには、天井高を生かしてリビング上部の小屋裏部分を吹き抜けにし、縦方向にも伸びる開放感をプラス。小屋裏のキッチン側はロフトを新設して、住空間にさらなる広がりを。ここは吹き抜けを介してLDKとつながっているので、コミュニケーションも取りやすく、今ではすっかり子どものお気に入りの遊び場になっているそうだ。
K邸では子どもがワクワクするスペースに加えて、大人(夫妻)も気分が上がるスペースを確保。そのひとつが、1階に設けた夫のワークルームで、趣味のギターや日曜大工を楽しむ場になっている。妻のためのスペースは2階に設けたソーイングコーナーで、家事の合間にミシンを掛けたりと重宝しているそうだ。また、リノベーションのきっかけとなった耐震性については、耐震診断を行った上で、必要に応じて耐震金物や耐震パネルを使って補強を実施。さらに、地震の揺れを軽減してくれる制振装置を取り付けて、より安心に暮らせる住まいへと生まれ変わらせた。
MATERIAL
床:パイン無垢材+クリア塗装、コルクタイル
壁・天井:ラーチ材
造作建具:シナ材
造作収納:白ラワン材
サンデッキ:セランガンバツ材
INSTRUMENTS
キッチン:IKEA
トイレ:パナソニック