関西から東京へ。60代夫婦が移住+リノベで叶えた快適セカンドライフ
スタイル工房 (設計・施工)


壁付けのセミクローズドキッチンを対面式のオープンキッチンに一新。仲のいい姪御さんと一緒に料理を楽しめるレイアウトになった。ニッチなどに飾っているのは姪御さんの子どもたちの作品。この明るいイエローを内装のイメージソースにした。
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
緑豊かなエリアの中古マンションをリノベで「明るい家」に
長らく関西に暮らしてきたNさん夫妻。60代を迎えて妻の母の介護などを経験し、夫婦ふたりだけで親類のいないエリアに暮らし続けることに不安を覚えるようになったとか。仲のいい姪御さんの後押しもあり、元気なうちに姪御さん一家が暮らす東京へ移住することを決断した。
ときどき上京しては中古マンションの内見を進めた結果、夫妻が購入することにしたのは東京・狛江市の物件。東京とは思えないほど緑が多く、近所に散歩コースがたくさんあることが決め手のひとつになったという。
これまでの住体験から夫妻には「明るい家にしたい」という希望があり、当初からリノベを想定。自然素材を用いた施工事例の多い会社をいくつかピックアップした。そのうち1社とは具体的なところまでプランが進んだが、ダクト現しの提案などが、自分たちにはちょっと若すぎるかな?と感じたそう。
「見積りや打ち合わせの対応などから、スタイル工房さんがいいねとなりました」(Nさん)
老後を考慮した設計もさりげなく施して、長く快適に暮らせる住まいに
バルコニー側に並んでいた独立型キッチンとリビングダイニングは、間仕切り壁を撤去してひと続きのLDKに。窓から木々の緑が見える開放的な空間となり、姪御さん一家が遊びに来てもゆったりと過ごせる。
リビング隣接の和室もなくし、リビングを広げつつコンパクトな妻の個室を新設した。妻の個室の奥には引き戸で開放することも締め切ることもできる夫の個室を。夫妻がお互いの気配を感じながら、それぞれ気兼ねなく過ごせるスペースとなった。
通路に幅を持たせたり、コンセントを高めに設置したりするなど、将来、車椅子を使う生活になった場合を考慮した部分も。「老後のため」という設計もさりげなく施して、60代からのセカンドライフを長く快適に送れる住まいが完成した。
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INSTRUMENTS
キッチン:TOTO(ザ・クラッソ)
ユニットバス:TOTO(マンションリモデル)
洗面台:ミラタップ(天板/カスタムカウンター、洗面ボウル/エレガンススクエア)
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