ラフで“男前”なデザインの住まいで、DIYや子育てを満喫
スタイル工房 (設計・施工)
ニュアンスのある梁や柱、むき出しの電球など、インダストリアルな雰囲気が漂うLDK。
DATA
古材風のオークミックスやシックな配色、手作りのアイテムで自分たちの世界観を
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
古材風の質感を生かしたデザインやDIYで男前に
DIYが好きなKさん夫妻は、「自分たちらしい家がほしい」という思いから、リノベーション＆DIYを前提に築11年の戸建住宅を購入。「LDKを広くして、内装は“男前”なデザインに」と、スタイル工房に依頼した。
もともと1階にあったLDKを大空間に変更するため、隣接していた和室の壁を取り除いてLDKに取り込み、1階にあった浴室は2階へ移動。その分広くなり、キッチンもオープンにしたので開放感たっぷりの空間に。内装は、床に貼った古材風のオークミックスや、キッチンのカウンターに用いたフローリング材など、質感を生かしてラフな雰囲気に仕上げ、Kさん夫妻の好みを反映させたデザインにした。ほかにも、夫妻が後からDIYで下足収納をつくれるように、あらかじめ玄関の壁を下地で補強するなど、自分たちの手で住まいを完成させやすいよう、こまやかな配慮が施されている。
和室だったキッチンは、間仕切り壁を外した部分を梁で補強。柱や梁は自分たちで塗装した。
子どもの遊び場や見守れる間取りの実現で、安心＆快適な暮らし
子育てのしやすさも希望していたKさん夫妻は、LDKの一画に子どもの遊び場を用意してもらい、1階すべてが見渡せるオープンな間取りにしてもらった。さらに、キッチンには玄関と廊下につながるドアを取り付け、玄関からリビング、キッチンへと回遊できる動線を確保。子どもの遊ぶ姿を見守りながら、家事が安心＆便利にできる住まいとなった。また個室が3部屋並ぶ2階は、一番広い個室の一部を浴室スペースに活用したため、一部屋だけ狭くなったが、この部屋は書斎として活用。壁にはシックなアクセントカラーをつけて、スタイリッシュな雰囲気にまとめた。残る二部屋も扉の色を変えて塗装し、遊び心を加えている。
「デザインも間取りも、私たちが思い描いたイメージに仕上げてもらえて、とてもうれしいです」と、Kさん夫妻は満足そうだ。
薪ストーブより手軽に使えて便利なペレットストーブは、LDKを彩るインテリアのアクセントとしても活躍。
システムキッチンにオリジナルデザインのカウンターを造作。ダイニング側の収納扉は、床の雰囲気に合わせて2色に塗った。
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リビングの遊び場まで見渡せるキッチン。奥の室内ドアから廊下に出られるので、LDをぐるっと回らなくても移動できて便利。
家電を置くカウンターと壁の上部に取り付けた棚は夫妻がDIYしたもの。カウンター下の収納は既製品を塗って仕上げた。
浴室や洗面脱衣室、和室などをなくしてオープンにしたLDK。構造を支える柱も古材風に仕上げて、ぐっと“男前”なデザインに。
リビングに設けた子どもの遊び場コーナー。構造上取り外せない柱が、リビングと遊び場をゆるやかにコーナー分けしてくれる。
LDKと廊下を仕切るリビングドアは、上吊り式の引き戸タイプに変更。小さな子どもでも開閉しやすい。
オープンなリビングの一隅に洗面コーナーを新設。隣に新たにつくった白い扉の収納には、掃除用具などを入れている。
棚板とロールスクリーンを組み合わせた靴収納は、夫妻がDIYで製作したもの。玄関の床は既存のままに。
1階の階段下にあるトイレは、ドアを濃茶に塗装してアンティークな雰囲気に仕上げ、家のテイストにそろえた。
階段を上がってすぐのところに位置する2部屋のドアは、好みの色を選んで塗装したもの。室内の建具は既存のものを活用している。
2階の書斎は、壁の一面をダークカラーで仕上げてメリハリのあるデザインに。壁の色とトーンをそろえてドアもシックなカラーを採用。ドアも壁も自分たちで塗装した。
MATERIAL
床：オークミックス
梁：米マツ
キッチンカウンター：オーク材
INSTRUMENTS
キッチン：TOTO
ソファ・キッチン収納棚：IKEA
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