憧れの室内窓やアクセントカラーで、イメージ通りの世界観に!
スタイル工房 (設計・施工)
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
ナチュラルな空間に、室内窓やアクセントクロスでメリハリを
「新築よりも中古マンションを買って、自分たちの好きなようにリノベーションを!」と、Yさん夫妻は間取りが気に入った中古マンションを購入。以前から自然素材を使った施工例の雰囲気が気に入っていたスタイル工房に、「予算内で内装や収納不足の不満を解消したい」と依頼した。
プランニングのポイントになったのは、LDK+和室の並びや、洗面・浴室・トイレの位置などの基本的な間取りは変えることなく、いかにして夫妻の希望を実現するかということ。そこで、キッチンは圧迫感のただよう吊り戸棚を撤去し、LDKと隣り合う和室の間仕切り壁を取り除いて開放的な空間に変更を。床やキッチンカウンターにはナラ無垢材を用いるほか、壁の一面を珪藻土で仕上げるなどして、夫妻の希望であった自然素材もたっぷりと取り入れた。さらに、憧れの室内窓やアクセントクロスを効果的に配して、内装の雰囲気は一変。色使いにもこだわり、リビングドアは濃い紺色に、キッチンのタイルはシックなブルーグリーンに、和室のアクセントクロスはグレーにするなど、色選びは一つひとつ丁寧に決めたという。
豊富な収納も、こだわりの素材・デザインも、予算内で実現!
Yさん夫妻が希望していた収納不足の解消は、部屋の大きさや形に合わせて適所にオリジナルの収納棚を造作することで、収納量UPと使いやすさを両立。たとえば個室は、大きなものも収まるように棚の奥行をあえて深く取り、玄関ホールは、出し入れしやすいように下足用のオープン棚を壁一面に取り付けた。また、廊下側から出し入れする収納を洗面室に取り込みオープンタイプに変更するなど、できるだけ既存のものを再利用しているのも特徴的だ。こうしたアイデアは、夫妻の「予算内に収めたい」という要望の一助となるもので、実は、珪藻土を各部屋の壁一面に絞って取り入れたのも、空間のアクセントとコストコントロールの両立によるところが大きい。
多角的な視点による工夫を様々に施すことで、素材や色・デザインにこだわることができ、隅々まで夫妻の世界観が広がる理想の住まいが完成した。
MATERIAL
床:ナラ無垢材
キッチンカウンター:ナラ無垢材
造作収納棚:タモ材
洗面カウンター:タモ材、タイル
壁:珪藻土(各部屋一面のみ)
INSTRUMENTS
キッチン:クリナップ