愛着のある家具が自然となじむ「四季を感じる部屋」
スタイル工房 (設計・施工)
隣接する公園の緑が窓いっぱいに広がるLDK。ソファに座っているときも、キッチンに立っているときも、身近に季節を感じられる。緑豊かな景色と愛着のある木製家具が調和する空間もリノベのテーマのひとつとなった。
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
ロケーションのよさと自然素材を生かした住まいづくりがテーマに
南側のLDKと寝室からは公園が、北側のアトリエからは敷地内の中庭が望める、魅力的なロケーションのSさん宅。通りがかりに「ここ、いいね」と夫婦で話していた物件で、部屋が売りに出されたタイミングで運よく購入することができた。
築年数が経過していたため、リノベーションで老朽化していた設備を一新することに。外の景色を眺めながらリラックスして過ごせる空間づくりと、手持ちの木製家具とマッチする自然素材を生かした内装もリノベのテーマとなった。
設計・施工を依頼したのはスタイル工房。「ランニングコース上に店舗があるので、以前から知っていたんです。他社も検討しましたが、初めてのリノベの不安を経験豊富なプランナーさんが吹き飛ばしてくれたこと、制約がある中で驚きのあるプランを提案してくれたことが決め手です」。
セミクローズド型だったキッチンの壁を撤去して、一体感のある開放的なLDKに。料理をしながら公園の緑が眺められる。壁にあしらったターコイズブルーのタイルが、色味をおさえた空間のアクセントに。
DIYにも挑戦して、お気に入りの家具がなじむ心地よい空間が完成
購入した物件は壁式構造で、大きな間取り変更はできなかったものの、オープンキッチンや水回りに設けた回遊動線を採用して、自然豊かなロケーションをどこにいても感じられる住まいが完成。
一方、希望だった無垢のフローリング材は施工上の問題で断念した。その代わりに提案を受けたのがコルクタイル。おかげで、ナチュラルでやさしい雰囲気の内装に仕上がった。
寝室やアトリエの壁は、Sさん夫妻がDIYで漆喰塗りに挑戦。コストダウンにつながっただけでなく、「リノベーションに参加できてよかった」と、思い出にもなったという。
お気に入りの家具が、シンプル＆ナチュラルな空間に自然に溶け込み、ゆったりとした時間を夫婦ふたりで楽しめる住まいが実現した。
リビングドアと右手の寝室のドアは新しく交換。食器棚やダイニングテーブルなどの家具と同系色にすることで、統一感を出した。モダンな印象のキッチンは「グラフテクト」。
LDKから寝室につながる間取りは既存のまま。たくさんの本が並んだオープン棚がインテリアの一部に。塗装仕上げの白壁に愛用の木製家具が映える。
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仕事部屋や趣味室として使っているアトリエ。北側のこの部屋の窓は敷地内の中庭に面していて、LDK側とは違う景色が楽しめる。
アトリエにはパーティション風の壁を設け、仕事用の書類の収納スペースに。玄関からも近く、自転車はポールで「見せる収納」に。
寝室の壁は漆喰塗り。Sさん夫妻がDIYで仕上げた。カーテンを高い位置から吊っているので、天井が高く感じられる。
寝室とアトリエの間の洗面室は両方からアクセスでき、扉を開ければ光と風の通り道に。
隣接する部屋の納戸スペースを取り込んで広げた玄関。壁の一部にオーガニック素材の壁材を採用。ドアを開けるといい香りが漂う。
スペースを広げたことで玄関内に窓ができ、明るいスペースに生まれ変わった。右手にはオープンなシューズクローゼットを新設。
ブルーの壁が印象的なトイレ。リノベでトイレはスペースを縮小したが、代わりに玄関ホールから洗面室への動線が確保できた。
MATERIAL
床：コルクタイル
壁：漆喰、塗装
INSTRUMENTS
キッチン：グラフテクト
ユニットバス：TOTO
洗面台：パナソニック
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