変形の間取りは設計の工夫でカバー!暮らしやすい回遊動線のある住まい
スタイル工房 (設計・施工)
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
妻の実家のあるマンション内で、家族のための新しい住まいづくり
妻が幼い頃を過ごした実家で、現在も親族が住んでいるマンション内に、別の部屋を借りて暮らしていたHさん一家。子どもの成長に合わせて住み替えを考えたとき、建物やエリアに愛着があったことから、別棟のひと回り広い部屋を購入してリノベーションをおこなうことにした。
今は目が離せない子どもたちのために、「見守りやすいオープンなキッズスペースが欲しい」「キッズスペースはいずれ個室にできるように」「リビングに家族で使えるスタディスペースを」など、具体的な希望があった夫妻。ネットなどで調べて施工事例が気に入ったリノベ会社数社に足を運び、スタイル工房をパートナーに選んだ。
「何を言ってもしっかりと受け止めてくれて、多彩なアイディアで返してくれるコミュニケーション力と提案力が決め手になりました」。
2wayの動線を3カ所に取り入れて、暮らしやすい間取りに
築年数の古い物件だったため、スケルトン工事をおこなって間取りを一から再構築。日々の暮らしやすさを考慮して、3カ所に「回遊動線」のある間取りが採用された。
1つは玄関からLDKへの動線。通常のリビングドア経由のほか、コート類をしまいながらウォークインクローゼット経由でもアクセスできる。2つめはキッズスペースと将来の子ども部屋となる洋室。それぞれがLDKともつながり、遊びざかりの子どもたちにはうれしい、ぐるっと回れる間取りになっている。3つめは水まわり。洗面室にLDKからもキッチンからもアクセスできる動線を設け、家事効率をアップさせた。実はH邸の水まわりは"三角形"の変形スペースに配され、ともすると無駄が生まれやすいつくりだったが、変形の部分に家電用の棚やパントリーを設けてスペースを有効活用している。
無垢のオーク材の床やアンティーク風照明、モルタル、アイアンなどを活かして、妻の希望だったブルックリンスタイルのインテリアも実現。慣れ親しんだエリアで、今後も長く快適に暮らせる住まいを手に入れた。
MATERIAL
床:オーク無垢フローリング
INSTRUMENTS
キッチン:パナソニック