空間がつながる！親子がつながる！心に響くアイデアが満載
スタイル工房 (設計・施工)
天井を上げて開放感を高めたLDK。むき出しの梁やダクトに加え、キッチンのモルタル風の腰壁が、ラフな雰囲気を醸し出している。LDの床は無垢のナラフローリング。ダイニングに取り付けた真鍮のライトが、インダストリアルな空間によく似合う。
DATA
間取り図
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
暮らしやすく、子どもの成長もしっかり見守れる間取りを実現
Mさん夫妻が購入した3LDKのマンションは、築10年とまだ新しかったが、自分たちらしい暮らしができるよ
うに間取りも内装も刷新した。
既存のキッチンは吊り棚や腰壁で仕切られた半独立スタイルだったので、キッチンをつくり変えてダイニ
ングとつながるオープンスタイルに変更。もともとキッチンの近くにあった移設できないパイプスペースは
、パントリーの壁の一部に組み込み、廊下とキッチンの2方向に移動できるようにすることでキッチンに回遊
性を持たせ、より使い勝手を高めている。またリビングは、ダイニング脇にあった和室を撤去して、DKとひ
とつながりになる大空間に。リビングと子ども室の間仕切り壁には室内窓をつくり、窓越しでも親子のコミ
ュニケーションが育めるように工夫を凝らした。
手持ちの家具と内装がバランスよく調和したリビングは、バルコニーの窓から入る光や風が心地いい。室内窓の向こう側には子ども室があり、窓越しに子どもの様子がわかるので安心だ。
デザインにもこだわって、カッコいいインダストリアルに
Mさんの住まいは、感性豊かなデザインも魅力。LDの床はナラの無垢フローリングを採用し、手持ちのインテリアと色味が合う色を選んで仕上げた。造作したダイニングテーブルやワークカウンターなども同様に色を揃え、統一感のある空間に。また、天井を上げて梁やダクトをあえて見せるほか、キッチンの腰壁をモルタル調にするなど、インダストリアルな雰囲気に仕上げている。室内窓のフレームやリビングドアのアイアン塗装も雰囲気を高めるのに効果を発揮。そのほかにも、玄関ホールの床をヘリンボーン張りにするなど、どの空間に夫妻の感性が伝わる住まいに仕上げた。
家づくりを振り返って夫妻は、「依頼したスタイル工房さんは、物件探しからプランニング・施工まで、一貫して行ってくれたので、安心して家づくりができました。当時は子どもが生まれたばかりで落ち着かないときもありましたが、各担当者が親身に対応してくれたので助かりました」と、笑顔で語る。
システムキッチンの回りに、モルタル風に仕上がるモールテックスで腰壁をつくり、廊下側に木製のカウンターを取り付けた。ダイニングテーブルも木製で造作してDKに統一感を。
DKのつながりを高めるために、キッチンとダイニングの壁面には、収納やカウンターなどを造り付けた。キッチン側では家電置き場に、ダイニングの窓側ではワークスペースに活用している。
そのほかの画像
コンロの壁の向こうにあるのがパントリー。キッチンからもリビングドア側の廊下からも通り抜けられ、物の出し入れもしやすい。
玄関にいる人の気配が、リビングドアのガラス越しにLDKに伝わる。トグルスイッチを付けた壁の左側に見えるのがパントリーだ。
【こだわりパーツ】デザインガラスやブラッシュド加工されたノブが、アンティークな雰囲気を醸し出すリビングドア。
【こだわりパーツ】室内窓のフレームに塗ったシックなアイアン塗料は、夫妻が色を吟味して用意したもの。
和室の床の間や収納を取り込んだ子ども室は、室内窓を介して光や風が入って心地いい。新たに設けたウォークインクロゼットは、出し入れしやすいように、扉の代わりに壁で緩やかに仕切っている。
玄関は寝室の一部を土間スペースに取り込んで、ベビーカーや椅子も置けるゆったりした広さにつくり変えた。玄関ホール兼廊下の床は、ヘリンボーン張りにして華やかに。
寝室は既存の収納を撤去し、オープンタイプのウォークインクロゼットを新設した。物を探しやすいうえ、コストカットにも貢献。
造作した洗面台は、カウンター下をオープンにして使いやすさに配慮。水栓回りの壁に貼った白い六角形のタイルがさわやかだ。
グレーの床やアクセントウォールがシックなトイレ。ストック用の棚をつくり付けたり、扉を引き込み戸にして、使い勝手を高めた。
MATERIAL
床：ナラ材（オイル塗装）
造作：建具・窓（アイアン塗装）、家具（ナラ オイル塗装）、洗面台
タイル：名古屋モザイク コラベル
腰壁：モールテックス
INSTRUMENTS
キッチン：パナソニック
洗面台ボウル：セラトレーディング
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